またたびってどんな植物?

またたび

またたびの生息地

またたび(木天寥)は〈マタタビ科マタタビ属〉の落葉蔓(つる)性植物です。
主に湿り気のある山地や沢などに自生し、杉などの大きな木に巻き付いて成長します。
6月~7月に梅のような可愛い白い花が咲き、数枚の葉の先端が白くなります。

この時期に群生地である島根県の美郷町や雲南市大東の山間を通るとそこらじゅうに、またたびの白い葉を見つけることが出来ます。

「なぜ白化するのか」についてはまだ正確には解明されていないそうです。

 

虫エイ果とは

またたびには「雄株」と「雌株」、「両性株」があり、
実がなるのは「両性株」です。もし実を採集する目的で栽培したい場合は
株の選別をして栽培する必要があります。
またたびの「正常な実」は2~2.5㎝程のどんぐりのような形をしています。
しかし、この時に「マタタビバエ」や「マタタビアブラムシ」が実の中に卵を産み付けると
ボコボコとしたかぼちゃのような形の虫こぶの実【虫エイ果】が出来ます。
人間用の漢方としても使われ、猫ちゃんが特に好むとされているのも、この「虫エイ果」です。

またたび

 

 

 

虫エイ果は、島根県美郷町で「またたびドリンク」や「またたびシロップ」(またたび酒の素)としても販売されています。
生薬としても重宝されており、正常な実は虫エイ果よりも薬効がかなり劣ると言われています。

 

猫にまたたび

猫ちゃんはまたたびの「実」だけでなく、「枝」や「葉」にもスリスリと身体を擦り付ける仕草を見せてくれます。

これはまたたびに含まれる「マタタビラクトン」「アクチニジン」などの成分が猫の嗅覚を刺激し、中枢神経に働きかけることでおこるもので、効果は一時的なものです。

またたびの効果の強さは【粉末→液体→実→枝→葉】の順で強いと言われています。

適量を与えることでストレス緩和・リフレッシュ効果があり、元気がない子の食欲増進や、爪とぎ等のしつけ、飼い主さんとのスキンシップにも効果的です。

ただ、またたびの効果については個体差があり、あまり反応を示さない猫ちゃんもいます。
一般的にはメス猫よりオス猫の方が効果が表れやすいと言われています。

※与えすぎに注意!※

一度に多量に与えると呼吸困難の恐れがあることもあります。特に子猫や妊娠中の猫ちゃん、心臓の弱い子には注意してください。

正しく使えば猫ちゃんにとっても飼い主さんにとってもまたたびはとっても魅力的なアイテムです。

ぜひ大切な猫ちゃんとのスキンシップに取り入れてみてください。

 

オンラインショップ・店頭にて販売中!

島根県美郷町の乾燥またたびの虫エイ果「ねっこのまたたび

またたびが自宅で栽培できる「またたびの挿し木栽培キット

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